屋上にて

〜サリング七夕祭提出作品

 上弦の月、満天を埋め尽くす星。本日、旧七夕。

「星は」見上げながら、ぽそ、とつぶやく。
「ん?」後ろから、声。
「星は、周りにたくさん仲間がいていいなって」
「そか」
「ん」
「俺じゃ、不足?」
「え?」

 振り返って、見つめた瞳は。予想と違って、とても真剣な色を湛えていた。

「誰が仲間じゃなくても、俺は深月の仲間であり続ける。それじゃ、足りない?」

 どきっとして、何も言えなかった。
夜空には、満天の星。きらきら、きらきらと輝く中で。
しばらく二人で、黙って見つめあってた。

「……もう、遅いよな。おやすみ」
「あ、うん。おやすみなさい」

 明日は、きっと今までとは違う日。

背景画像は『AICHAN WEB』内『薔薇の写真館』の画像を加工して利用させていただいています。